大学入試改革について~その2

こんにちは。
大学入試改革について、前回もお話ししましたが、やはりという動きになってきました。
国公立大学の中でも、英語の民間試験導入に対して、公平性を確保できないという意見が多く出たそうです。

これまでのセンター試験は、基本的に日本全国で一律の試験を受けることに、そもそも意味があったはずです。
それを目的も金額も問題の質も異なる、民間の試験で置き換えようとは、当然無理のある話です。

今回の大学入試改革は、いったい誰のためのものなのでしょう。
少なくとも受験生のためという視点は、一切感じられません。

決められた期限は、東京オリンピックを意識してのものでしょうか。必然性が不明です。
文字数が少ない記述型にすることで、どの程度は構成力などを測ることができるのでしょうか。効果も不透明です。

国公立大学は、センター試験を一次試験とし、二次試験で思考力などを独自に問う試験を作ってきました。
現行の制度に問題はあるでしょうか。
私立大学入試にも利用することになったため、「知識偏重」との批判が生まれたのではないでしょうか。
だとしたら、合格を決めた後の課題でも何とでも対応できるのではないでしょうか。

いずれにしても、入試という制度の要の科目である英語に、公平さがないとなると、大問題です。

例えばスピーキングは学校のインターネット設備などを利用して行うこともできるようにするなどの方法もあるのではないでしょうか。
どうしても改革を進めるのであれば、少なくとももっと時間をかけて、自前の問題ややり方で対応できるような改革にすべきです。、